腐っても看護師

人生

ブログを書くにあたり、友人に何を書けばいいのかを相談したところ

「どうでもいいこと書けばいいんじゃね」

と、力強いお言葉をいただけたので、精一杯どうでもいいことを書いていこうと思う。

 看護師という仕事を選んだ理由

 本当は「志した理由」とか格好の良いことを言ってみたかったけど、当時お付き合いしていた女性と姉が看護学校に通ってたから。

とまあ、当時はこんな安易な気持ちでこの道を選択した。10年近くたった今でも強く後悔することがたまにある。

看護学校の入試には筆記と面接試験があって、面接では当然のように看護師を志望した理由を聞かれる。

周りの受験生が、入院生活で出会った看護師に憧れた。母が看護師で憧れた等と真偽のわからないありがちな志望理由を話していた。

仕方がないので僕はまだ生きていた祖父を癌という大病で亡くしたことにした。

そして、その時に出会った看護師に僕は憧れてしまったらしい。

そんなこんなで僕は晴れて看護学生になってしまった。

 看護学生生活

 看護師になるためには3年制の看護専門学校か4年制の看護大学を卒業する必要がある。

僕が入学したのは看護専門学校、大学に比べると4年かけるところを3年で終わらせる必要がある(単純に3/4というわけではないが)ので、そこそこ忙しかった。

ただ不思議とそんなに辛かった記憶がなければ、そんなに楽しかったという記憶もない。

やはり女性の多い環境もあってハメを外しきれなかった。その分バイト先ではよく全裸になってワイワイした。

そんなこんなで結構授業をサボったりしながらなんとか卒業し、国家試験を通過し、僕は看護師になってしまった。

 就職~現在

 入職後2年間は学生時代のツケを取り返すことに終始した。

働きながら毎日勉強をし続けるというのはとてもストレスだ。

看護師という仕事は患者の身の回りの世話だけをしていればよいわけではなく、部署内での勉強会準備、院内外の研修、レポート、研究、学会発表などとあらゆる場面で学習を強いられる。

勤務時間内は患者の対応で追われるため、以上のものはすべて勤務時間外でこなすしかない。そして勤務時間外にもちろん賃金なんて発生するわけはなく、なんかほんのりブラックな香り漂う業界なのだ。

ただ患者対応だけでよければどれだけ楽なのだろうか、ああ。強い志を持たぬまま看護師になってしまった自分にはことさらつらいのである。

そして何より看護師こわい。なぜ貴女たちはそんなに強いのだろうか。

そしてなぜ僕は看護師を続けられているのだろうか。

資格を持っている以上、腐っても看護師だ。これからも必死に生きていきたい。