Prime Videoでバラエティ番組の当たり回だけを観よう

インターネット

Netflixの話題が出ていたので、僕はAmazon Prime Videoの話題を書こうと思う。

娯楽が多様化し、音楽だってゲームだって映画だって今は積極的にdigって見つける時代だと思うが、なぜかテレビ番組は能動的に観る人は少ない。バラエティ番組が大好きな僕にとって、水曜日のダウンタウンを筆頭に、ゴッドタン勇者ああああクレイジージャーニー相席食堂、NHKでもチコちゃんに叱られるねほりんぱほりんなど探せば面白い番組はたくさんある。

これは個人的な見解だが、ドラマと違ってバラエティ番組は全ての回を見る必要が無いとも思う。当たり回や当たり企画をつまみ食いする程度で構わない。それがいつでも見れるネット媒体なら尚更だ。

Abemaはまだ個人的に追いつけていないので、今回はAmazon Prime Videoのバラエティ番組の当たり回に絞って解説する。

ハリウッドザコシショウの独壇場だった「ドキュメンタル」

恐らくアマゾンプライムでは一番有名なオリジナル番組。

松本人志から招待された芸人10名が参加費100万円を持ち寄り、優勝した1名が賞金1100万円を貰える笑わせ合い企画。さまざまなルールが存在するが、基本的にはなんでもあり。3回笑ってしまったら失格退場。

初回からシーズン6まで全部観ているが、当たり回はシーズン5

よしもとの養成所同期メンバーが多く集まったためいろんな掛け合いが繰り広げられるが、その中でもハリウッドザコシショウの密室芸が炸裂する。

他のシーズンでは何でもありが災いして度を超えた下ネタの嵐や、普段のバラエティ番組のように相手のネタを受け止めなくて殺伐とした空気が流れる事が多い。しかしこのシーズン5は受け身やツッコミもしっかりしているので、非常に見やすくなっている。エンタメは受け身も大事だという事がよく分かる。

ちなみにFREEZEは面白くないのでやめとけ。原案となったガキ使のノーリアクション王決定戦のほうが面白い。

有田の圧倒的な話術と受け身がうまいゲスト「有田と週刊プロレスと」

「受け身が大事」というのはプロレスとこの番組で覚えた。

くりいむしちゅーの有田が1冊の週刊プロレスを渡され、その雑誌に書かれた試合や事件の顛末をゲストに解説する番組。ネット配信の都合上、試合の映像は一切流されない。30分ひたすら喋りのみである。

ブラタモリやアメトーークのマニアック回でも感じる愛のあるマニアの話は面白いの最高到達点である。シーズン全て見切ったら間違いなくプロレスを生で観たくなる。

見れば観るほど知識が身についていく番組なので出来れば初回から順を追って観てほしいが、一応当たり回は存在する。チュートリアル福田小峠ロンブー亮くんの回はまず面白い。

プロレスは技の掛け合いだ。そしてトークも技の掛け合いであり、受け手の上手さが重要だ。仕事半分ではなく普通に興味を持ってくれるツッコミ芸人が、受け身がうまいのだと気付かされる。

なぜかプロレスマニアがゲストの回は評判が悪い。

あとアシスタントの倉持明日香がエロい。

最も当たり外れが激しい「カリギュラ」

今田東野のふたりが、地上波でボツを食らった企画書の中から選んだ企画を行う番組。番組の性質上、企画によって非常に当たり外れが激しい。これは面白そうな企画をつまみ食いするのがおすすめ。

芸人の嫁指名ダービーは、自分の嫁をプロカメラマンに撮ってもらい本物の風俗店に写真を飾り、誰が一番早く指名されるかを競う企画。家事をする映像に「売れない夫の稼ぎでは食えず、頑張る嫁・・・」とナレーションされ、マジで働いてるっぽくミスリードする感じが面白い。あと流れ星の瀧上の嫁が結婚式で使った花冠を撮影用に持ってくるなどぶっ飛んだ行動をする。

私の父は大丈夫?ドキドキ浮キッスは、芸人の両親の夫婦愛を確かめる為に父親にハニートラップを仕掛け、仕掛け人の女の子とキスするかどうかを検証する企画。芸人の父親たちはみんな70歳前後だが、10代~20代の女の子の色仕掛けに引っかかりまくる様子に悪意のある家族写真カットが挟まれる。「お父さん!アカンて!」と涙を流しながら爆笑する今田。母親の対応がみんな素晴らしく、なんだかんだ読後感は良いのでおすすめ。

教えてシリガールは少子化対策の為ヤリマンシリガールにインタビューする企画。よくあるエロ企画だけど、なぜかシリガールのテクニックをゲストのいとうまい子にやらせる東野や、素人童貞ADがシリガールの楽屋に入り込んで筆下ろししてくれと頼むエンディングなど盛りだくさん。特に前述のADが瀧上の嫁を狩る回はいろいろヤバい。

他のおすすめはターゲットのボビーオロゴンが本気でブチ切れて本場のFポーズをかますSARAI選手権や、なんか参加者全員が異様にやる気がある火の鳥コンテスト、自分の嫁に上手にチカン出来るかを競う家庭内CHIKAN選手権など。

狩るシリーズはクレイジージャーニーの下位互換なのでおすすめしない。

野性爆弾全開な「ザ・ワールドチャネリング」

野性爆弾の冠番組。基本的には野性爆弾とゲストのロケを、ブラマヨ小杉やフット後藤などのツッコミ芸人がモニターで観る番組。想像通りメチャクチャな内容。

とにかく脱線しまくりなので、当初の目的地に付くどころか道路200m歩くだけで終わったりする。若干くっきーのボケがしつこい時もあるがそれはご愛嬌。アイドルがゲストの回は何かにつけてアイドルの手を自分の口の中に突っ込む

唐突に挟まれるロッシーのミニコーナーがおもしろい。あと番組とは関係ないけど、千鳥がやってる相席食堂はロッシーの回が最高。

古き良きド派手番組「戦闘車 シーズン2」

ダウンタウン浜ちゃんチームとナイナイ矢部チームに分かれ、車を使ったサッカー棒倒しカーリングなど様々なゲームで戦う。シーズン1のムダだった部分を削ぎ落として良い感じになっているので、シーズン2だけ見ればOK。

ルールが秀逸で、車を相手チームにぶつけて積極的に戦った方が良いが、予備の車には台数制限があり、派手に壊し過ぎると廃車になりどんどん不利になる。サッカーからカーリングまでは台数制限が持ち越されるのでいかに壊しすぎず上手く戦うかが鍵となる。

良くも悪くも昔の正月番組っぽい。過激な描写は特に無いのでお気楽に見れる。

内Pの後継番組だけど内Pの3倍長く続く「内村さまぁ~ず2nd」

Amazonで配信されるようになった内さま。

大自然クイズ人間ドック回などの人気企画には変わりないが、最大の特徴は吉本芸人が出演出来るようになった事。

その中でも我々パンサーのコトを1mmでも興味を持って帰ってもらいたい菅良太郎!!の回は最高。

パンサー主体なので身体張り系の企画と思いきや、60分全編トーク。管がパンサーの問題点や事件を話し合う企画だが、その中でも尾形へのダメ出しが強烈すぎる。最近は水曜日のダウンタウンなどで尾形の追い詰められた顔をよく見るようになったが、これはその最たるもの。ウッチャンが「お前はアレだけどお前のエピソードは全部面白い」と言っているがまさにそんな感じ。

最終的にはテレビで観るパンサーが気になるようになる、そんな回。